F-2A（三沢）
射出座席と、ヘッドアップディスプレイが見える。射出座席と書かれた左側に、「危険・緊急脱出系統に火薬有り」と表示されてある。
右上の楕円には、「キャビン・プレッシャ・レギュレター静圧口　穴をプラグ/変形させないこと　円内面を清浄にせよ」、二個の円の間には「静圧口、プラグしないこと、変形させないこと」とあるが、戦闘機のコックピット内は外圧＋5psi程度与圧されているのでそのためのセンサーかも知れない。

統計的に、実際に射出に成功する確率80％、成功して再びパイロットとして飛べる確率50％、良く言われる「死なない程度」だとか。帰れるか否かは射出時の条件に大きく左右される、速度が速すぎれば風圧でバラバラになるだろうし、高度が高すぎると急減圧と呼吸が出来ない。

射出時は火薬で打ち出されるので、身体には20-30Gもの大きな力がかかり、脊髄を損傷する事が多いようです。未使用で終わる事を祈るだけです。