| 朝夕の冷え込みが強くなって、間もなく霜が降りそうと思っていたら、今日は気温が上がって小春日和。 公園入口の木々もすっかり紅葉して、葉を落とそうとしている。 まだ三時だと言うのに、傾きかけた太陽からの日差しに赤い葉が映えてとても目を引く。 春の新緑も、木々の種類によって微妙に色が違うのだろうが、紅葉した葉は驚くほど違って自己主張しているように思える。 |
| 大きな芝生の広場脇に、イチョウとプラタナスの落ち葉が積もった場所がある。 歩けばカサカサと音がして、気持ちがいい。 左側のイチョウの根本から伸びた木漏れ日が、蛇行して川のように見える。 もうしばらくすると、葉が全て落ち、明るさを増す。そして、いちめん枯葉の海になる。 家の前の街路樹一本だけでも掃除に手間が掛かるけど、落ち葉の量はどのくらいなのだろう。 帰り道、落ち葉を大きな袋に詰めている人がいた。持ち帰ってたい肥にするらしい。 家庭用ゴミ袋だが、たくさん詰めようとグ〜っと押したら、底がバッと裂けた。何事も加減が必要らしい。 |
2005/11/27 ｐm03:04 |
| 身近にある物でも、目を近づけると違ったものが見えてくる。 緑の葉を二枚千切って比べても、違いは分からないが、枯葉はどうだろう。似た物を見付けるのが困難なほど、違う色をしている。 葉っぱも、自分の役目を終えて散る時に、最も自己主張して一枚一枚違った色になるのだろうか。 |
| ここが公園になる前、敷地に池は一つだったような気がする。 その池は、野鳥観察舎のある施設になっているので、この小さな池は遊水地を兼ねた人工の池か？四方が高い土手になっているので、風が吹き込まず、水面は鏡のよう。 カルガモが10羽ほど居るが、岸に人が見えると餌をくれると思うのか、す〜っと寄ってくる。 |
2005/11/27 pm03:27 |
| 奥の水深が浅いところに、ダイサギが居た。 小魚を追っているらしいのだが、とても用心深いので、見通せる場所に近付くと、スタスタと逃げてしまう。 30メートル以内に寄るのは難しい。 カルガモと違って、人から餌を貰う事の無い彼らにとって、人間は危険な存在でしかないのだろう。 |
| 後方に黄色く色付いたイチョウ、中央で真っ赤に色付いたモミジに、木々の間から漏れた陽光がスポットライトのように当たっています。 日陰になった池と、後ろの木々をバックにしてピンスポットで照らされたようなモミジが、とても印象的。 太陽の角度によって刻々と変わる景色を、この場所で一日中見ているのもいいかな？ |
2005/11/27 ｐm03:19 |
