SONY EDV-6000 カセットローディング時の異音

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自然や、地球環境・日々の出来事などを綴った更新不定期な日記帳。

EDV-6000 カセットローディング時の異音

ED-V6000

前回、フロントローディング交換したED-V6000、カセットローディング終了直前にパコッと音が出る現象、毎回ではないがまだ時折出ていた。
じっくり観察して見ると、カセット前部にあるテープを保護するための前蓋の内側にあるポストが、下の写真赤線で示した部分に引っ掛かって音を出している事が分かった。

このポストは、カセット保管時にテープを弛ませない役割をしている。
カセットローディング時には、カセットがローディングメカに乗って前進し、前蓋を開きながら正規位置に落ちる。この時に、カセットが少し後ろに送れて落ちるとレールに引っ掛かり音が出るようだ。

ＶＴＲ本体のテープローディングメカ

赤い線の位置にカセットのポストが嵌まり込むのが正規の位置。
テープが差し込まれると、カセットローディングメカのロックが外れ、更に押し込まれるとローディングモーターが作動して、ガイド金具と共にカセットが前進する。この時遠慮がちにカセットを押し込むと、正規位置よりも数ミリ後ろの位置のまま前進、そこから下に落ちると赤線の手前にポストが引っ掛かってパコッと鳴る。

カセット裏側のポスト

フロントローディング取り付けの際、前後方向の位置調整の余地はないが、出来るだけ前に寄せて固定した。

それに加え、ローディング時にカセットをしっかりと押し込めばこの音は出ない事を確認した。
ED-V7000の方は、こんな音を聞いたことが無いので、ほんの微妙な誤差が組み合わさって出た症状と言えるだろう。両者ともほとんど同じメカを使っているはずなのに、動作音は6000の方が大きい。

カセットローディング部

地デジ移行も進み、ブルーレイやＨＤレコーダーで録画する時代。このＶＴＲで録画する機会もほとんど無いとは思うが、小さな部品が決まった手順に従ってカチャカチャ動くのは見ていても楽しい。

音も無く時刻表示が変るデジタル時計に対し、カチカチ言いながら時を刻む振り子時計、そんな対比が浮かんでくる。