-NATURE & EVENT-
自然や、地球環境・日々の出来事などを綴った更新不定期な日記帳。
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自動車で荒らされたキャンプ場の芝
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 東京ドイツ村の広大な芝生 |
| 先日北海道のキャンプ場で、フリーサイトの広大な芝生が入り込んだ自動車によって、めちゃめちゃに荒らされるという事件があった。（上の写真とは無関係です。） このキャンプ場は、出来るだけ自然のままの自然に接して楽しんで貰おうと、柵や目障りな立て看板は設置せずに、キャンパーの良心に任せた運営をして来た。 台風や天災ではなく、人によって行われたと言う事実によって受けたオーナーのショックは、さぞ大きな物だったろう。 気温の低いこの場所で芝を整備するには、大変な労力と時間が必要なのだと言う。痛んだ芝の再生には、3年と言う長い時間が必要になる。 一部を閉鎖して芝の整備が必要かな？と考えていた矢先にこの事件だった。 まさかキャンパーの仕業ではないと思うが、理解に苦しむ事件があまりにも多い。 現代の生活は完全に消費社会、お金さえ出せば何でも手に入る。 畑や牛・豚など見たこともない人がたくさんいる。 彼らにとって泥だらけのネギと、奇麗にパックされたそれとは全くの別物だろうし、酪農家の畜舎でのんびりと餌を食べている牛や豚と、スーパーでスライスされて並んでいる肉とは結びつかない。 ましてや、今まさに自分の口へ入れようとしている焼肉がその牛や豚の体の一部だなんて事は、考えもしないだろう。恐らく、それらが動物から肉にされる現場を見た時、軽々しく、また意味も無く「ザンコク〜っ！」と叫ぶに違いない。 作る人と消費する人とが離れ過ぎてしまったように、自然の営みと私達も距離が出来て、人間も自然界の一部なのだと言う事実を忘れてしまっているように思う。 次の世代を生きる子供たちには、人間と自然との関わり様の事実を知って、理解することが必要ではないだろうか？ この地球以外では生きて行けないという事も。 （2000/08/17） |
