-NATURE & EVENT-
自然や、地球環境・日々の出来事などを綴った更新不定期な日記帳。
まぁ、いいじゃないか!
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今の子供たちの置かれている環境と、自分達の同じ年代を重ね合わせて見るとき、物質的には恐ろしいくらい豊かになったと思う。 テレビゲームは一家に数台あるのは普通だし、中学生まで携帯電話を持っている。 仕事で使うにも通話料を気にしながらの大人に対し、中高生は平気で1時間・2時間と掛け続け、万単位の請求が来る。 それを親は「まぁ、いいじゃないか!」と払ってやる。 テレビゲームも、親の財布目当てに次々と新製品を出してくる。 そして「みんなが持っているんだから、いいじゃないか!」と買い与える。 「けじめ」と言う言葉があるが、「まぁ、いいじゃないか!」が圧倒的に優位に立って影が薄くなってしまっているように思う。 最近では「そごう」の借金棒引きが話題になっているが、過去の例から見ても経営者の責任はウヤムヤのまま、誰も責任を取らないままでまた税金が使われるのだろう。 「本末転倒」「けじめ」「まぁ、いいじゃないか!」 またいやなニュースが耳に飛び込んできた。 託児施設での幼児虐待、短期間に2人の幼児が亡くなっているという。 またそれを監督すべき行政は何もしなかった。 テレビのインタビューに答える担当課長の女性は、薄笑いを浮かべてこう言った。「私たちにはこれ以上の権限がないんです」 2人の命が失われたというのに。(2000/06/29) |